Yさんの個展へ伺いました - 2013.06.30 Sun
Yさんは長らく実家のお庭の植物を、写実的に描くというスタイルで制作されていましたが、3年ほど前から木彫の作品も手掛けています。今回の展示は殆どが、その木彫作品でした。 木彫ではありますが、表面は彩色されています。絵画作品ではストイックに慎重に手掛けられていますのが、立体では彩度の高い色を感覚的に扱っていました。
お話を伺っていますと、それら手掛けている事は補完し合うもので、この経験から得たものをやがて絵画に活かしたいとの事です。
共同アトリエには美術学校でのクラスメイトでしたFさんも入っていて、制作している姿を見ることが出来ました。 美術学校のアトリエみたいでしたが、不思議と懐かしさは抱きませんでした。
本当はこの展覧会へも金曜日に行こうと思っていましたが、こちらのみ尼崎市での開催で、他3件は大阪市内での展覧会でしたので、後回しになっていました。
Tさんの個展の事を考えていました - 2013.06.29 Sat
個人的には特に、DMにも使われていましたゴミ箱の作品と、芳名録の上の蓋の作品、その左隣のドアノブ、ドライヤーの作品から、描かれたモノの構造がしっかりと伝わってくる感覚に心地良さを感じました。
構造が理解できるほど描かれていることは、一瞬の驚きの後、骨太な安定感、安心感につながりました。よほど誠実に実直に描かないと、伝わらないと思います。
社長ご夫婦へ、ご夕食をご馳走いただいたお礼かたがたメールしたいと思います。
展覧会へ出かけました - 2013.06.28 Fri
阪急・梅田駅から画廊Tまで歩きました。1㎞程でしょうか。
私の美術学校での指導教官でしたK先生の個展が開催されています画廊Tは、オフィス街の中でそこだけくり貫かれたように設けられました一段下がった広い円形のスペース、その円形を囲う一面ガラス張りの画廊に、K先生の作品は展示されていました。 瑞々しく植物の様を描かれていますK先生の作品そのものが、都会の中で清涼をほとばらせているように感じられました。
そこから再び1㎞程歩き画廊Dへ行きました。 画廊DではIさんの個展をしていました。これまでも美術雑誌等でIさんの作品の画像は見ていましたが、実作品を拝見したのは初めてでした。画像での印象よりも実作品は色調も随分しっとりと落ち着いた印象を抱きました。
最後に伺いました画廊Yへの移動は400mくらいでした。Tさん個展のオープニングでした。
充分な準備期間でご用意された力作ばかりでした。作品を拝見し、お話を伺い、これからの自身の制作に対しても刺激を頂いた想いです。
社長ご夫婦からTさんと共にご夕食までご馳走していただきました。本当にありがとうございました。
そこから阪急・梅田駅まで歩きました。1.4㎞くらいでしょうか。
合計しますと今日は半日で4㎞前後歩いたことになりますが、Sさんは銀座の画廊街においてこれ以上の距離を、仕事でもないのに毎週末歩いて展覧会を見て回っていました。
夏季講習へ向けたメール - 2013.06.27 Thu
7月10日の初回授業で生徒さんへ配布しますバロンケント紙へ、事前に印刷しておいていただく画像(線画)をメールしました。
昨年の夏季講習、冬期講習でも、同様の課題を初回授業にて行いました。
画家・麻田浩さんの特番映像 - 2013.06.26 Wed
「スマホでは見れないみたいなのでパソコンで見てみます。それにしてもSさんも夜更かしですね。」と返信しましたら 「もう結構、意識朦朧としててね。ところがこいつで覚醒です。何でしょうね、このビリビリ感は。でもそろそろ限界なので寝ます。」と返ってきました。
朝、件のURLをパソコンで確認しました。画家・麻田浩さんを特集しました70年代の番組でした。
動画が始まって約10秒後、私はモニターの前で唸っていました。「・・・・・何?このテクニシャン…。」
制作されている場面を初めて見て、その作家の様が非日常的で儀式的と言いますか、トランス状態で描いているかの印象を受けました。
麻田さんの画は昔から好きで、作品も多く見ていました。(Sさんも私同様、麻田さんのファンで、数年前回顧展が京都で開催された折にはその為だけに東京から来られたほどです。)
もっとも、シュルレアリズムと分類されます作品の多くが私の心を捕えます。
その多くはテーマを外界ではなく、内面心理に求めたもので、見ていて落ち着きます。
ルネ・マグリット、ポール・デルヴォーなど、比較的再現的に描かれた対象で世界を構成するタイプも好きなのですが、イブ・タンギーやマックス・エルンスト、ジョルジョ・デ・キリコなど非再現系の仕事も好きでした。
(冒頭でSさんのメール文を掲載するにあたり、Sさんに了承を得ています)
面積あたりのモチーフ数が多くて - 2013.06.24 Mon
構造として正確に描くことは勿論ですが、単純に面積あたりのモチーフ数が多く、かつ全て同じサイズ、同じ形に見えることに留意しました。
画面右下は床面となります。 先程まで描いていました画面左下の複雑な場所と比べますと早く描けているように思いますが、気のせいかもしれません。
気を遣わせる物との出逢い - 2013.06.23 Sun
しかし今回Fさんにいただきました緑茶は、そのパッケージからも繊細な雰囲気が漂っています。白湯でゆっくりと淹れました。
気を遣わせる物との出逢いには、いつもゾクゾクする高揚感を感じてしまいます。
宛名と一筆/DM画像をアップしました - 2013.06.21 Fri
ブログトップでご案内していますグループ展 「それぞれの写実表現展」のDM(諸事情により今回はチラシ)や封筒、同封します便箋を持って帰り、宛名と便箋に添えます一筆を書いています。 明日、投函したいと思います。
また、ブログトップに同展のDM画像をアップしました。
なかなか進みません。 - 2013.06.18 Tue
毎日描いていますが、本当に細かくて・・・・、なかなか進みません。
運転免許証の更新講習 - 2013.06.17 Mon
講習も30分で終了しました。 (自分に責任 があるとは言え、)これまでの長い講習と比べますと格段の差で す。
講習も30分くらいですと集中出来ます。講習用の映像のナレーショ ンの声が、タモリ倶楽部のナレーションと同じ方だ、と気付けるくらい集中していました。
夏の夜は短くて - 2013.06.14 Fri
時間の経つのを忘れ、夢中で描いて、4時ころ窓外を見ますと、既に空が白けていて、若干興冷めします。
夏の夜は本当に短くて、貴重です。
おまかせでOK - 2013.06.13 Thu
そろそろ切りたいと思い、お昼前に美容院へお電話しました。スタイリストさんの都合を訊いたところ、丁度今日ですと空いていて次に空いていますのは来週、と言われました。 今日は特に予定もありませんので、切っていただきました。
他店ではカットの本を持参し希望を伝えながら切って頂いていましたが、この方とは感性の方向も似ていますのか、「スタイリストさんの、良いと思う形でお願いします」とのみ伝えますと、季節に応じた感じにしてくれます。
「アントニオ・ロペス展」( Sさんからのご感想) - 2013.06.12 Wed
メールには、「久々に人外の所業というやつを観ました。圧倒的でした。それが絵なのか何なのか、よく分からなくなるほど圧倒的でした。」
「鉛筆による素描じゃない素描も結構出てました。これもいろんな意味で鉛筆じゃなくなってました。」 とありました。
ロペスは現代スペイン・リアリズムを代表する画家です。
今展は私も美術誌等で伺い、気になっていました。 そのうち、美術学校の先輩や後輩のブログにも良い刺激となった旨の感想が多く書かれ始め、私の関心は更に高まっていました。
そのような状態のところへSさんのメール。これはやはり行かざるを得ないでしょう。東京での展示は16日までなので見れないと思いますが、長崎県美術館(6月29日~8月25日)か岩手県立美術館(9月7日~10月27日)での巡回のいずれかは見たいと思います。
屋内風景は久しぶり - 2013.06.10 Mon
描き手としましては画に不可欠な1点1点の部分を描くことに留意します反面、完成した画面では部分に過剰な力が籠って見えず、全体的な流れに眼が行くように組み上げる、という仕事が出来ます事を願います。
夜、Sさんとお電話で話しました。
頭の中で描いたイメージ(像)を、現実の画面上に移動させるとき - 2013.06.09 Sun
この辺りの事情は大変デリケートで、頭の中で描いたイメージ(像)を、現実の画面上に移動させるとき、そこにはサイズという規定が設けられていますので、イメージとピッタリのサイズ、というのが本来在る筈です。
なので8号がジャストのイメージはやはり8号に描くのが自然であり10号では描けず、10号にフィットしているものを12号に描きますとどうしても不自然な感が生じてしまいます。
グループ展と個展、それぞれの楽しみ方 - 2013.06.07 Fri
会期が近付きましたらこちらのブログのトップで挙げ続けておこうと思います。
生徒さんの多くは、私の教室へ来られるくらいですので写実的な表現が好きで、著名な作家さんの作品も多く出品されます今展に、強い関心を持ってくださいました。
グループ展は1度の来観で或るテーマを基に纏まった作品を見ることが出来て、むしろお得感がある、と昔から思っていました。 その中から気になる作品に出逢えたら、その作家さんの個展へ行き現在進行形の仕事を伺う、というのも楽しいと思います。