topimage

2015-01

着色ー2 (完成画面に直接残る事もない作業) - 2015.01.31 Sat

前回、薔薇とオリーブの部分に褐色の濃淡を施しました。この後、マーブリングを行うのですが、染まってほしいのは背景のみなので薔薇とオリーブの部分をマスキングします。
今回はマスキングの手順を記しました。・・・・大変地味な「作業」です。

先ずは画面にトレシングペーパーを掛け、輪郭線を赤いサインペンでなぞり描きます。




なぞり終え、画面から剥がしたところです。




トレシングペーパーを裏返し、先ほどの輪郭線上とその内側に両面テープを貼ります。仮どめとはいえ画面に貼りますので、弱粘タイプのものを使います。




表に返し、輪郭線上をデザインカッターで切り抜きましたら、完成です。 




こういった細かい丁寧さが求められる「作業」は苦手なのですが、この、「完成画面に直接残る事もない作業」の一つ一つが、私の求める効果のためには必要不可欠な要因ですので、それをモチベーションに行っています。 
そして何よりも、「藤城清治さんの作業量やプレッシャーを思えば、私の作業量など・・・・」と思いますと、勇気が湧いて来ます。

like an amber - 2015.01.29 Thu

着色にはアクリルを用いるのですが、主に使っていますのが、リキテックスのプライムという絵具です。
元来アクリル絵具は、顔料とアクリル樹脂を混ぜて出来ているのですが、このアクリル樹脂の部分、多くのアクリル絵具では乳白色の物を使っています。 一方、リキテックス・プライムでは透明のアクリル樹脂を使っています。なので絵具自体の透明度が高く、鉛筆のタッチが透けて見えるように着色したい私は、この絵具を使っています。
イメージとしては、その中に虫や植物が封入されている琥珀のような、樹脂を通して中が見える様のイメージです。

ところで一昨日の記事にも書きましたが、私は着色の第一段階にて、トランスペアレント・ローアンバー・ライトという褐色の絵具を使います。
このアンバー (umber)、琥珀を表す「amber」と同じ読みをします。しかしこの2つの語、由来は別々とのことです。
私が技法に対して持っていた琥珀のイメージと、使っています色の名前に、こんな共通点がありますとは。偶然ですが何か、通ずる所が在るのかと思いますと嬉しいです。

一昨日、回収修理に出しましたプリンターが返って来ました。無線接続を再設定することもなく、スムーズに動いてくれまして一安心です。

回収修理されるプリンター/着色ー1 - 2015.01.27 Tue

先日、自宅で使っていますプリンター本体のモニターに 「廃インク吸収パッドの吸収量が 限界に達しました」というメッセージが出ました。ネット検索しますと回収修理の対象とのことでした。それでも数日は使い、 昨日依頼しました。無線接続に関して再接続が必要か否かなど気にしていたことを質問しました。
そして本日お昼、回収に来られましたのでプリンターを渡しました。

描いています薔薇の画は鉛筆での描画を終え、着色の段階に入りました。
アクリルで着色するのですが、最初はトランスペアレント・ローアンバー・ライト(リキテックス・プライム)の濃淡のみで着色します。主にハイライトとダルトーン以外の、ハーフトーンの箇所へ着色します。
元々画面は全てモノクロームなのですが、着色した箇所のみ色彩が感じられ、他に対して飛び出して見える効果が生じます。 着色はこういった事を意識しながら行いますので、一律的に塗るのではなく、ボリュームを意識します。この際私は全て面相筆を使います。
いきなり固有色(林檎なら赤、葉なら緑、といった最終的な色)を施すのではなく、鉛筆による描画→褐色による描画→支配色、固有色、と重ねて段階的に色彩を施します。

アクリル絵具は絵皿に取り、相当薄めて使います。ほとんど水のようです。 イーゼルのサイドテーブル(作業台)には霧吹きを常備しています。普段は紙を水張りするときに使うのですが、絵具を希釈する際の水としても便利です。

連絡したり制作したり - 2015.01.26 Mon

午前中は画廊T、インターネットプロバイダー、プリンター回収修理の依頼など、複数へメール、お電話等ご連絡、ご質問していました。

午後より制作。描いていました4号の薔薇の画は鉛筆での描画段階を終え、これから着色するのですが、今日は別の画(百合・4号)へ手を加えました。こちらも鉛筆での描画の後に着色します。
着色は主にアクリルで行うのですが、マーブリング、エアブラシといった、やや少数派な技法も使います。

これらは天満屋・高松出張所での特集展(2月25日~3月2日)へ対(つい)の形となるように出品しようと思っています。 カラー作品はこれらの他に、サムホールで描きました2点(ツツジ、桔梗)を既に画廊へ預けていて、合計4点展示する予定です。

休息所で黙々と - 2015.01.24 Sat

徳島での教室展期間中は実家に居て、最終日を除いて毎日会場へ行っています。 会場の受付は生徒さん(出品者)に当番をしてもらっています。私は当番の方に呼ばれたり、たまに会場を覗きお客様や生徒さんと応対しますとき以外は、会場と同じ館内の、休息所で次作を描いています。
そこには机と椅子があり静かなので、職員がお弁当を食べたり、高校生が勉強していたりします。そのような中、私は黙々と描いています。案外誰も声をかけないもので、集中できます。薔薇の画を描いています。 カラー作品となるのですが、着色の前段階、鉛筆での描き込みを終えました。

普段は移動の車中でもあまり寝ないのですが、このところは 電車の中ですぐ寝てしまいます。帰宅後もすぐ 寝てしまいます。

徳島での教室展 - 2015.01.22 Thu

今日から始まりました、「NHK文化センター徳島 静物デッサン講座作品展」( 1月22日(木)-25日(日)・ NHK徳島放送局1階ハートプラザ )の飾り付けのため6時30分に家を出ました。昨夜は美術学校での授業があり帰宅は深夜と、このところは強行軍が続きます。

パーテーションや受付台などを出品者の皆さん(生徒さん)と一緒に1時間かけて設営しました。
額装しました作品を壁面に展示し、最後にライティングをスタッフさんに調整していただきますと、画は一際輝き、描画時のシート(ペラ紙) の状態とはまるで違った表情を見せてくれます。

画像は展覧会場の様子です。













震災10年後、その10年後 - 2015.01.19 Mon

美術学校を卒業しました2004年、神戸アートアニュアルという展覧会に参加しました。2004年ですから震災の10年後です。
当時は震災から〇年、と思う事もしない程、既に意識しなくなっていました。しかし今改めて数字で見ますと、その時まだ10年しか経っていなくて、しかも私が参加しましたのが第9回展でしたから、震災直後に第1回展が開催された事にも驚きます。

この展覧会は推薦者からの推薦を受け資料を提出し、その後審査を通過した10人の出品者が同じく10人のインターンスタッフと共に半年かけて展覧会をつくる、という育成の側面もあり、この年の3月に美術学校を卒業していました私にとって、さながら学校の延長のようでした。 
美術学校卒業の前後に、同展 (2004年10月) と京都府美術工芸新鋭選抜展( 2005年1月 )への出品が決まり、また既に決定していましたレスポワール展 ( 2005年3月 ) も含め、卒業後も制作中心の生活を送る事に、自然となりました。収入はアルバイトのみでしたので、そちらも含め本当に眼の回る忙しさで、当時の制作の記憶はあるのですが、正直1年目の勤務記憶は曖昧です。 でも何だか充実していました。
神戸アートアニュアルに話しを戻しますと、私の参加しました第9回展のメンバーは10年経った今も全員、作家や指導者など美術業界で生きています。 生存競争の厳しい中でこれは結構、稀な事と思います。

震災から20年 - 2015.01.17 Sat

今日で阪神淡路大震災から20年が経ちました。 震災のありました1995年の1月、私は高校1年の冬でした。
そして高校卒業後、関西へ来ました。震災からわずか2年と数ヶ月後でしたが、道路やビル、スーパーなど街のハード面はあまりに普通に戻っていて、既に殆どの人にとって生活自体は震災前に戻っていたことに、却って驚いたほどでした。 私もそうですが他県から来ましたら、震災があった事に実感が持てないほどに、一見爪痕を見る場面はありませんでした。
しかし復興ボランティア等に携わってみますと、家を失くし、住み慣れた土地とは別の地域の仮設住宅に住む人が多くいて、震災後に他県からやって来た私が、この地での生活を満喫している事との対比に、やるせない気持ちにもなりました。

今年はテレビニュース等で特集が組まれ、震災年に生まれた人が成人式を迎えました。
新成人ではないのですが、幼い頃親を震災で亡くした若者のインタビューがありました。楽しかった親との記憶はあるそうです。それは僅かな期間でも、大切な時間に変わりないのだと思います。

エアブラシと悪寒 - 2015.01.15 Thu

未明、一旦返却していただいています4号の画への、加筆を終えました。
午前中、先日まで描いていました30号へ額装しました。特に今回の30号では、作品パネルと額フレームの間に入るマットへ、エアブラシで着色しました。
と言いますのも、普段ですとこの部分のマットは市販の物を使うのですが、市販されていますマットの最大のものは 1093×790mmであり、こちらでは P30号用までしか取れず、今回のF30号には使えません。なので厚口のマーメイド紙を裁断し、着色する手段を思いつきました。

着色にはインクとアクリル、水を調合した液を使うのですが、少し褐色を感じます濃灰色となるように、昨日より何度も色合わせをしていました。
エアブラシを使うのは数年振りです。説明書は既に棄ててしまっており、果たして無事出来ますか不安でしたが、使い始めますと調整の仕方など案外往時の記憶がパッパッと甦り、進められました。これから作品制作へもエアブラシを使う機会を考えていますので、よい試運転になりました。

と、使い方や手入れ方法は思い出しましたが、今回、マスクをするのを忘れていました。 気付いたら既に鼻の周りは真っ黒で、呼吸にも違和感を伴っていました。屋外でラッカースプレーを使います際はゴーグルとマスクは必須なのですが、今回は屋内で水性塗料、ということで油断していました。
いっとき悪寒に苦しみましたが、寒気に効く薬を飲みますとすぐ回復しました。怖かったです。

特集展の情報をアップ - 2015.01.13 Tue

先日より、画廊TのOさんとメールのやり取りをしています。2月25日から 天満屋・外商部高松出張所にて 始まります、特集展のDMについてです。 
先日もブログに書きましたが、私独りでは思い付かない、客観的で大きなものを感じます展覧会タイトルに、一気に気に入りました。レイアウト等ビジュアル的なセンスは、以前より感じていました。

こちらのブログの画面左の「プロフィール」へ、簡単な情報を書きましたが、小さくて読めないかもしれませんので下へ記しました。

「~讃・TAKAMATSU~ 安冨洋貴 特集展」
2月25日~3月2日
天満屋・外商部高松出張所
高松市多肥下町1558-13
087-814-3345

会期が近づきましたら(2月上旬頃)、現在教室展の記事を載せていますような感じで、ブログトップへアップいたします。
その際はDM画像の他、今展へ臨みます私のコメントも、書こうと思います。

制作と事務仕事 - 2015.01.12 Mon

新作に取り掛かっています。4号サイズで薔薇を描いています。この薔薇自体は1年ほど前に取材したものですが、今まで画にすることはありませんでした。 
今回、薔薇の背景にオリーブの葉や実をシルエットで描いています。夜闇に佇む2輪の薔薇と、その後ろに浮かび上がるオリーブのシルエットという構成にしました。 

このところは日中制作し、夜、少しだけと思いながら事務仕事を始めますと、結構量があり結局未明までかかる、というパターンが多くあります。 実際するべき仕事は多いのですが、それでもやれる範囲でテキパキしたいものです。

生徒作品紹介 - 2015.01.10 Sat

勤めていますNHK文化センターでの生徒作品を一部アップします。


アルフォンス・ ミュシャ「夢想」(模写)です。
毎回の授業では丁寧に描き進めていました。 カラーの原画、それもパステル調のミュシャの色彩をモノクロームの諧調に置き換えてをよく描き切っています。 特に周囲の余白部分の色合いと、人物の肌の色合いを見比べますと、その微妙なトーンの違いが解ると思います。


猫(写真からの展開)です。
思わずあるある、と言いたくなる猫の仕草と表情、またその繊細な毛の風合いまで伝わる描写には、対象への愛情を感じます。 画の雰囲気に合った額縁とマットを施すことも大切で、その点でも成功していると思います。


上作品の部分アップ(前脚の動いた残像を表現)

作品の元になっています資料 - 2015.01.08 Thu

描いていました30号の画、昨日完成しました。 これまでお世話になり昨年3月に閉店しました高松天満屋の、2階受付の横の待合い所にありましたストライプのソファーと、シンボルタワーやサンポートホールなど高松駅周辺の夜景を、
組み合わせた物です。
高松天満屋はこれまで2度の個展、グループ展、その他様々な形でお世話になりました。高松で美術に携われるこちらは、故郷を離れて暮らす私にとって母体といえるほど精神的に頼っていた物でした。
そんな郷里の百貨店にありましたこのソファーは特に思い入れが深く、過去にも作品にしていました。
その時の作品のデータや画像と、取材しましたソファーの写真や高松駅周辺の夜景の写真など、今回の作品の元となりました資料画像を添付し、画廊Tへ午前中メールしました。

お昼、画廊TのMさんからお電話を頂きました。その事をお話ししつつ、特集展(2月25日~3月2日、天満屋・高松出張所)のタイトルをご提案いただきました。
まだ決定ではありませんが、独りで考えていては絶対に出て来ないキャッチ―なタイトル案で、新鮮でした。

こちらのブログの画面左にあります 「カテゴリ Category」の、「プロフィール」と「作品 Works 2014」へ、少し追加しました。

画像は最近購入しました、鶴田一郎の画集。



展覧会企画者として - 2015.01.06 Tue

ブログトップにて、私が講師をしていますNHK文化センター(徳島教室、高松教室)の教室展をご紹介しています。 関係者各位のご支援、ご協力に厚く御礼申し上げます。
ところで今展で私は展覧会企画者という立場にあり、することが多くあります。 直ぐに思い付くだけでも、会場との交渉、生徒さんへのアナウンス、額縁の手配とセッティングのレクチャー、DMのデザインと発注、集金のお報せと領収書の作成、集金・・・・等。

作品飾りつけや受付、撤収作業など会期中も気が休まりません。
これらのことを普段、私たち画家は画廊にしてもらっています。 それを自身でやるのは大変ですが、実際にやりますと様々経験でき、スタッフさんが如何に働いてくださっているか実感がわきます。
もちろん本職のスタッフさんの仕事量は、今回の私の比ではないと思います。

青い雪景色 - 2015.01.02 Fri

昨日は年始早々雪でした。 大した量ではありませんでしたのに室内は寒く、吐息が白くなります。今日の日中も少し降りましたが概ね晴れまして良かったです。

画像は未明に撮影しました自宅周辺です。
雪が青くて、幻想的でした。


新年のご挨拶を申し上げます。 /香川の鶏と方言 - 2015.01.01 Thu

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
本年も描けることに感謝し、画道に精進いたしますので、皆様ご指導、ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

昨夜はテレビ見つつ2時頃まで事務作業しつつ、こたつで寝入ってしまっていました。 
朝、届いていました年賀状を見ますと、転居、ご結婚、ご出産など近況が綴られている物もあります。
そのような中、高校の3年間クラス担任をしてくださったF先生の文に一際目が止まりました。 年齢的には定年ではないと思われますが教職を辞められ、昨春より某省(!)で勤めていますとのこと。 そして現住所は東京都港区。私がお世話になっています画廊Tと同じで、驚きました。

画像は昨日実家より届きました骨付鶏のパックです。骨付鶏は故郷・香川県の名産品です。
帰省していないにも拘らず、新年に郷里の食材を味わえるのは嬉しいです。最近はこういったパックでの商品展開もされているのですね。辛めの味付けが如何にも故郷の味と思いました。

画像右上、「たべまい たべまい」とありますのは、香川の方言で「召し上がれ」のようなニュアンスです。 
「~まい」は香川では「~してください」といった意味なのですが、全国的には「~するまい」のような、打ち消しの意味に捉えられるようです。・・・・真逆ですよ(笑)。

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プロフィール 

安冨 洋貴 (ヤストミ ヒロキ)

Author:安冨 洋貴 (ヤストミ ヒロキ)
★ 夜の心象光景を鉛筆で描いています。 下の「カテゴリ Category」に、略歴、作品画像など詳しく在ります。

★ 作品のご用命、お問い合わせは、下の「メールフォーム」、または
東邦アート株式会社(03-5733-5377 http://www.tohoart.com/)へ、お願いいたします。


【ボランチ絵画教室・開講日】
11月7日(火)
11月28日(火)※第4週
12月5日(火)
12月19日(火)
1月16日(火)
1月30日(火)※第5週
香川県高松市天神前7-19 2階
ギャラリー ボランチ
http://hirokiyasutomi.blog111.fc2.
com/blog-entry-1999.html


【これからの出品予定】
■ 第5回 エトワールブリヤント展
11月10日(金)~21日(火)
画廊大千
(大阪市中央区道修町2-5-14
電話 06-6201-1337)

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