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2015-09

重なる筆致 / 充ちる光 - 2015.09.29 Tue

画廊Tへ伺い、来春の個展の展示案をスタッフOさんに見てもらいました。 そして同画廊で開催されていますO先生の個展が、銀座の画廊Iでも開催されているとご紹介いただきました。
銀座へ移動しました。 展示されています作品は鉛筆や色鉛筆で描かれています。作品を拝見していますと、O先生が技法の事など丁寧にお話しくださいました。
ひとつひとつの筆致の蓄積、その繰り返しが幾重にも重なり全体を成すお仕事は、私も鉛筆で表現していますので共感します所が多々ありました。

その後画廊Kへ行き、Mさんの個展を拝見しました。これまでも大作は見ていましたが、小品は始めて見ました。
穏やかな光に充たされた画面がとても素敵で、それをつくっています独特なマチエールは方解末 と思いましたら、別技法とのことでした。
画廊Kは始めて訪れましたが、ビルの最上階で会場がベランダに続く造りになっています。ロケーションは最高でした。

両方の画廊で偶然、お世話になっている方に逢いました。
広い銀座ですが、関係者が行くところは、概ね重なっていたりするのかもしれません。

レビューとプレビュー - 2015.09.28 Mon

現在発刊されています 『美じょん新報』 192号の評壇に、7月に画廊Tにて企画いただきました個展への、評論が掲載されています。
ご執筆のT先生は、個展初日にご来廊ご高覧いただきました。 私も在廊していまして、作品の事や制作の事など話しました。
T先生と最初にお会いし、お話ししましたのは、2005年の画廊Sでの新人選抜展でした。 スタッフさんが気を効かせてくださり、比較的長いお時間お話し頂き、じっくりご高覧いただきました。 翌年の画廊Hでの個展では、展評を書いていただき同紙にご掲載いただきました。
その後は関西での発表が多くなったこともあり、同紙で個展の評論を書いて頂いたのは10年振りです。その間もグループ展など東京で発表しました時はご来廊ご高覧いただきました。この10年間、制作を見続けてくださっています事を、ありがたく思います。

同じく、現在発売されています 『月刊美術』 10月号の、巻頭特集「秋展NAVI 2015 秋の話題展&注目展130」 にて、画廊Dでのグループ展の紹介記事に、私の作品の画像が掲載されています。
力のある出品メンバーの中で私の作品画像が掲載されましたのは、恐らく1番早く新作を提出しましたので、画廊としても誌面へ提供し易かったからと思います。
11月半ばの展覧会ですのに、8月末には提出していました。流石にこれは早すぎるのですが、こういった事がありますと早く仕上げた甲斐があります。

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(左下・「びじょん新報」 評壇。  右・「月刊美術」 34ページ)

展示案を見ていただきながら - 2015.09.25 Fri

夕方より画廊TのMさんが、作品を集荷に来てくださいました。確認して頂いた後、自宅最寄りのJR北戸田駅前の魚料理店で御馳走いただきました。
その中で、来春の個展の展示案を見て頂きました。 2つの案それぞれの意図を話しながら見てもらいますと、納得して頂け、より現実的な中間案もご提案いただけました。
手書きでの草稿は以前より出来ていましたが、イラストレーターで作った資料をお見せできて良かったです。 来ていただく直前で完成しました。こういった資料も、有るのと無いのでは大違いだったと思います。

ところで、私が普段下書きとして書きます、手書きでの資料といいますか草稿の評判は、すこぶる悪いです(笑)。
見た人が言うには、「『宝探しの地図』のように見える」・・・・・らしいです(笑)。
それだけに、きちんとイラストレーターで作った資料をお見せできて、本当に良かったです。

S先生回顧展 - 2015.09.22 Tue

故郷・香川でのS先生の展覧会がありとんぼ返りで帰省しました。シルバーウィークですし、ちょうど良かったです。

作品は全て水彩で、画面の所々には薄美濃紙がパッチワークのように貼られていて、それを透かして下の色彩と響き合いますと、色彩はより深く拡がる感がありました。また箔を使った部分も全体の中で調和と小気味良い効果となって表れていました。

展覧会は回顧展の様相で、60点くらい飾られていたと思います。
100号前後の大作は20歳代の頃の作品から最近の物まで、また本画以外にも模写、広報誌の表紙絵や巻物絵(複製)などの依頼仕事も展示されていました。

上述しました近作のカラフルな作品に目が行きますが、20歳代の頃の模写や、近作では考えられないほどのモノクロームの仕事が延々続きます40歳代の制作が、後の多彩なテクニックや色彩を闊達に使いこなすベースとなっているのを感じました。


(近作)


(近作)


(近作)


(20歳代の頃の模写)


(40歳代の頃の作品)


(「農業香川」表紙絵)

銀座伊東屋へ。 - 2015.09.21 Mon

NHK文化センター青山での仕事のあと銀座へ移動し、伊東屋へ行きました。

伊東屋はいつ来てもテンションが上がります。7階(洋紙のフロア)へ行き、持参しましたサンプルを手に探していますと目的の物を発見できました。 更に大きいサイズへの対応をスタッフさんに訊きましたが、それは有りませんでした。したし伊東屋でも無いということが分かり、別案へと移行できます。
次は日暮里へ行く必要が生じたようです。


(伊東屋7階の壁に貼られた洋紙のサンプル)


(銀座の格好いい一角)

国政調査を回答 - 2015.09.19 Sat

インターネット経由で国政調査の質問に答え、送信しました。 私のような職業、大きい区分では自営業、具体的には画家と答えます。

確定申告などにおきましても、年収の半分以上が画料となりました20歳代後半以降は、画家と答えています。
この場合、事業収入 (画料) と給与所得 (指導者としての収入) の両方、そして事業経費を常に管理し、年末に自身で記入します。このように書きますと面倒くさいようですが、ずっとこの形ですので慣れました。 ずっと当たり前と思いやっています事だけに、もしも企業へ就職していましたらこれらの作業はしなかったのかと思うと、意外に思います。

「みる」こと - 2015.09.17 Thu

勤めていますNHK文化センターでは、3ヶ月に一度、3の倍数となります月に合評を行っています。
今回は桔梗の写真をモチーフに、写真からの模写(黒バック表現含む)を行いました。

私は、描こうとする対象を観察することと、作品の両者は、素直な延長線にあるのではなく、そもそも段差があると考えていてます。
観察は眼前の現象を受動的に受け取り生真面目に描き写すイメージで、それは写生(データ集め)。 作品には制作者の意図(どういう画として完成させたいのか)が能動的かつ積極的に入り込みます。総てはその為に有る、とまで言えます。
これは対象に依拠する割合の高い写実的な表現であっても同様で、「みる」といっても何となく見ているだけでは、つまり現象を網膜に映しているだけでは何も見えて来ず(理解できず)、どういう完成にしたいのかという意識や目的を持った上で見る事が肝要です。
想う画を成立させるための理論、強固なイメージを持っておくことは役立つと考えます。

そこで、既に立体感を示唆するのに叶った陰影が整っている図像(写真)というのは、既に意図が入り込んでいますので行為としては描き写すという行為でも、眼前の物を意図なく描くのとは違い、「陰影を生じさせることが、モノを立体的に見えさせている」というメカニズムを、追体験的に学べると考えています。
そして完成のイメージを最後まで崩さず出来ますので最適と思っています。

もちろん眼前の対象を観察する中でも、面の向き等を把握し立体感を表せたり、画面の中で効果的に空間を表出できるようになりますのは大事なことです。
どの様な方法を採ってもそれは完成に向けての過程でして、最も大切にしたいのは完成画面。 
ですので、自身の想い描く完成にふさわしい方法、それを実現させるためにやり易いと思える方法を、拘りや固定概念を捨てて、採ることが最良と思います。

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(生徒作品)

Sさんと秋刀魚の連想 - 2015.09.15 Tue

クックパッドを見ながら、秋刀魚の生姜煮をつくりました。落し蓋をして煮込みましたので秋刀魚の中骨も生姜も食べることができて大変美味しかったです。
秋刀魚は3枚におろしましたが、内蔵の処理さえすれば丸のまま半分に切るのみの方が良かったかな、と思いました。

食べていますとSさんからメールいただきました。7月の画廊Tでの個展へ来ていただいて以降、最近はめっきり連絡がなかったのですが、相変わらず大きな仕事に恵まれているようで何よりです。
そういえば昨夏、一緒にSさんのご自宅最寄り駅の近くにありますイタリアンに入ったとき、挑戦!などと思いつきで 「秋刀魚のクリームソース」 という創作色の濃い(笑)パスタを食したことを思い出しました。 

晴天・洗濯日和 - 2015.09.13 Sun

日中制作しつつ、布団を干しました。
先週はずっと雨でしたので普通の洗濯も部屋干しでしたが、このところは晴れていて、ベランダへ干せますのが嬉しいです。
取り込んだ布団をベッドへ敷きますと、思わずそのまま寝入ってしまいたくなるくらい気持ちがいいです。

夜より事務仕事、と言いますか画材店へ注文します物やそのスケジュールの、整理をしました。

被害に遭われた皆様 - 2015.09.11 Fri

今回の鬼怒川の洪水被害、ニュースで知りました。
茨城、宮城はじめ被害に遭われた皆様には、本当に心よりお見舞い申し上げます。
自身に非の無い事故というのは、最も辛く受け入れ難い事と思います

危機が迫ってきたときの、早目の避難が肝要と思い知らされます。
Oリンピックの会場を建築するよりも、堤防の増設など安全のための公的工事をしてほしいです。
個人も自治体も、安全を護る心構えに、やってやり過ぎは無いと思うのですが。

忙しい天気と、隙間を描く - 2015.09.09 Wed

このところずっと雨です。
土砂降りに雷、その後すこしだけ晴れたり、と忙しい天気です。

なのでずっと籠っています。
クローバーの葉や茎の間の、一見すき間に見えます、暗い部分を先に描き込んでいます。 一律の色面にするのではなく、暗い中にもその奥に在る葉や茎がうっすらと伺えるように描きます。

奥へ奥へと引き込まれる空間感や透明感、といったものが表れてきます。
画面が、この感じで満たされればと思います。

サインとポスター - 2015.09.07 Mon

NHK文化センター青山での授業後、預かっていただいています作品にサインを入れるべく、画廊Tへ行きました。
今は当たり前のように画面表面に入れていますサインですが、以前の私は、特に大きな作品へは、パネルの裏面に書くのみで表面には入れていませんでした。

私が施しますサインは、紙がまだ何も塗られていない白い状態の時に、鉄筆等によってエンボス(ひっこみ跡)としてかきます。この時点ではサインはひっこみ跡として残るだけで、見た目には何も見えません。 その後、フロッタージュの要領でこのエンボスを浮き上がらせます。 すると、黒地の上に白い線として 表れます。

箱から出した作品の画面全体を眺め、バランスを考慮しながらサインの位置を画面左下に決めました。 そこは既に暗いの色面になっていました。
通常は上記の方法で行うのですが、今回は既に色面が塗られていますので、消しゴムで一旦白く戻してから行いました。(色面には定着処理が施されていますので、電動の砂消ゴムと普通の消ゴム、練り消ゴムを併用しました)
100号の作品は箱から出し入れするのも一苦労で、スタッフさんに手伝ってもらいました。ありがとうございました。

画廊Tは今年創業40周年です。これまで海外で求めた展覧会のポスターと図版を頂きました。共にレオナルド-ダ-ヴィンチの物。
ポスターはそのまま貼るのがお洒落な感じですが、図版は額装が必要に思えました。
画像が用意できましたら、またアップしたいと思います。

ひたすら描き起こし - 2015.09.06 Sun

今月頭から描き始めましたクローバーの群生と水辺の画は、最初に荒描きを施し大まかな位置を決め、この2日ほどはアウトラインを描き起こしていました。

画面のサイズが大きいのと対象の数が多く複雑なのとで、描き起こしますのも一気には出来ず半分ずつに分けて行いました。
外も雨ですし、ずっと籠ってひたすら描き起こしました。クローバーを描きますのは今回でまだ5枚目、特に群生の状況を描きますのは3枚目です。 緊張感もあり、少しずつ形態がはっきりと表れてくるのが楽しく、ちっとも飽きません。

高校生の時の美術室のような - 2015.09.03 Thu

クローバーの群生と水辺を組み合わせました画を描き始めました。 サイズはP15号(652×500mm)です。
このサイズは、木炭紙とほぼ同じです。 

だからというわけではありませんが、このサイズの画面がイーゼルに立てかけられますと、高校生の時の美術室のような感じがして(笑)、懐かしいのと同時に心が改まるような、不思議な気持ちが湧き上がってきます。
全く意識していないのに、対峙しますと未だ感覚が残っていて、可笑しいです。

懐かしの雑誌 - 2015.09.01 Tue

京都で芸術系のNPO活動をしています団体の広報・Yさんよりメールいただきました。
この団体では、主に京都にゆかりのある活動中の作家や作品、ギャラリーを取り上げた、フリーブックを発刊していました。
そして京都市内の中学校・高等学校・大学など教育機関、図書館、画廊、美術館、画材店などに無料配布されていました。
特に、それまで美術に縁の薄かった人や興味はあっても遠巻きにいた人に、美術やそれに携わる色々な立場や仕事を、生活のなかで身近に感じてもらえる誌面となっていました。

私も2006年に取材を受けご掲載頂きました。反響もさることながら、美術を生活の中へ紹介したい想いや精神に、たいへん共感したことを覚えています。
しかし2010年頃を最後に、雑誌は休刊されました。活動内容の変化など色々あったと思います。

そうして忘れかけていましたころ冒頭のYさんからのお報らせ・・・・・、「自治体からの支援が決まり、再刊 」されるそうです。大変嬉しく思います。
再刊号は9月末の発行予定とのこと。発刊されましたらこちらのブログでも書きたいと思います。


(これまでに発刊された中の一部)


(私の取材をご掲載頂きました号)

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プロフィール 

安冨 洋貴 (ヤストミ ヒロキ)

Author:安冨 洋貴 (ヤストミ ヒロキ)
★ 夜の心象光景を鉛筆で描いています。 下の「カテゴリ Category」に、略歴、作品画像など詳しく在ります。

★ 作品のご用命、お問い合わせは、下の「メールフォーム」、または
東邦アート株式会社(03-5733-5377 http://www.tohoart.com/)へ、お願いいたします。


【これからの出品予定】
■ 特集個展
11月12日(日)
高松国際ホテル
(香川県高松市木太町 2191−1)

■ 第5回 エトワールブリヤント展
11月10日(金)~21日(火)
画廊大千
(大阪市中央区道修町2-5-14
電話 06-6201-1337)

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