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2019-12

静岡旅行へ。「美しい驚き 泉谷淑夫の世界」へ。 - 2019.12.14 Sat

昨日より静岡県へ来ています。 全国的にも有名な伊東温泉を楽しみ、白身魚が中心の瀬戸内海とはまた異なってマグロなど赤身も美味しい海鮮。貴重な旅でした。

しかしメインの目的は、池田20世紀美術館で企画されています 「美しい驚き 泉谷淑夫の世界」 の関連イベント、スライドショーでの作品解説を聴くため。 
泉谷淑夫先生は昨年私がグランプリ賞を賜りました、しんわ美術展で審査をして頂いた先生で、それをきっかけに手紙や展覧会DMをお送りしたりしていました。

今展は先生の画業50周年を展観する趣きのもので、大学の卒業制作から今に至るまでの作品が50点も展示されていました。
代表的な作品はこれまでも実物や図版で見ていましたが、初期の作品には初見の物が多く、これまでの変遷など大変興味深く拝見できました。

会場にへ行ってすぐ、大学の卒業制作の画がありました。シュールな画風は今にも続くもので、それの萌芽が既に20代前半で伺われるのと、何より画面構成のあまりの完成度に驚きました。
そして一見してイヴ・タンギーを連想しました。 
タンギーはシュルレアリスムの画家にあって、ダリやマグリットなどと比べますと一般的な知名度はやや低い画家ですが、私は偶然にも個人的な経験から知っていました。 それは私が中学生の時、美術の授業で「好きな図版の画を模写する」という課題があり、示された数ある作家の図版の中から私が選んで描いたのがまさにタンギーの作品で、その時の経験から画風を覚えていたから。他のクラスメイトがルノアールやフェルメールの模写をしている中、印象派や写実的な画と比べますと明快とは言い難く、それほど有名でもない画なのですが、私自身はモノクローム調で美しいグラデーションの色彩と、異世界のような空間表現に魅了されました。
ほどなくして先生の作品の隣の文章を読みますと、やはりタンギーから影響を受けたと書かれていて、感性の近似のような物を思い、嬉しかったです。

そもそも先生の作品の事は、私が美術学校に入学した98年頃、よく美術雑誌に載っていた事がきっかけで知り、そのシュールな作風や構成、大胆な構図は、当時の私にとって大変な驚きであり、憧れの対象でした。
「失楽園」という作品も当時何かの雑誌に載っていたのを覚えていて、今回その実物を初めて見ることが出来た、と思っていましたら、キャプションに「1979年制作」とあります。 前述しましたように私の記憶にあるのは90年代後半から00年代の筈なので記憶違いかと思っていましたら、後の作品解説で、「制作は79年だが『トリックアート展』へ出品し、大賞を受賞したのは98年」とお話しされていましたので、やはり私の記憶は間違っていなかったのです。
それにしても、こんなに強く記憶に刻み込まれているのですから、余程のインパクトがあったのは疑う余地もありません。

DSCN2476-01.jpg
展覧会終了後、撮影に応じてくださいました。


今展の図録と、エッセイ集「二兎追流」。


図々しくもサインをして頂きました。 

DSCN2485.jpg
富士山がこんなにはっきり見えるとは。

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プロフィール 

安冨 洋貴 (ヤストミ ヒロキ)

Author:安冨 洋貴 (ヤストミ ヒロキ)
★ 画家・日本美術家連盟会員
夜の心象光景を鉛筆で描いています。 下の「カテゴリ Category」に、略歴、作品画像など詳しく在ります。

★ 作品のご用命、お問い合わせは、下の「メールフォーム」、または
東邦アート株式会社(03-5733-5377 http://www.tohoart.com/)へ、お願いいたします。


■ 「星座の会展」
7月8日(水)~14日(火)
阪神百貨店 梅田本店
(大阪市北区梅田 1丁目13-13
電話:06-6345-1201)


【フォンテーヌ絵画教室 開講日】
6月2日(火)
6月16日(火)
7月7日(火)
7月21日(火)
8月4日(火)
8月18日(火)
上記日程の、10時~12時
高松市 鍛冶屋町1-2 榊原ビル2階
詳細は↓こちら↓。
http://hirokiyasutomi.blog111.fc2.com/blog-entry-2192.html



【掲載】
● 平成31年高校3年教科書「美術3」
(光村図書出版株式会社) の、「鉛筆の可能性」の頁に、作品「雫の器」を掲載しています。
詳細は↓こちら↓。
https://www.mitsumura-tosho.co.jp/kyokasho/k_bijutsu/31bi/index.html


【論文・紀要】
● 電子書籍 「洋画1 素描と絵画」
(京都造形芸大 東北芸術工大 出版局)の、第2部・第一章に、「鉛筆による静物画表現」 を著述しています。
詳細は↓こちら↓。
http://hirokiyasutomi.blog111.fc2.com/blog-entry-2468.html

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