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2017-06

「アートコレクターズ」 9月号掲載 /見詰め続けやがて幻視へ近付く - 2014.08.25 Mon

本日発売の、「アートコレクターズ」(株式会社 生活の友社)9月号 の巻頭特集「細密アートのおもしろ百科」にて、作品 『月の雫』の画像と、細部へ拘ることへのコメント等が、掲載されています(52ページ)。
この度はこのようにご紹介くださり、誠にありがとうございます。 大変励みになります。

私はその太さ僅か1mm前後の鉛筆を片手に、画面に対峙します。 描き始める前の白い画面は、途方もなく広大なのですが、一筆、また一筆とタッチを重ねていきますと、やがて画面には、ひとつの像が表れ、留まります。

如何なるものもモノとは結局、部分の集積なのだと思います。 そして紛れもなく、細部の仕事1つ1つを如何に行ったかが全体の結果を構成していると思います。
それは例えば、鳥の巣が小枝の一本一本で構成されているように。雨粒の一滴一滴が大きな水溜りを成すように。個々人によって会社や家庭や地域社会といった組織が成り立っているように・・・・。 

眼前の対象を透徹した眼差しで見詰め続けていますと、しっかり見ているつもりなのに、対象を見れば見るほど、それが成り立っているための要素、存在の不思議さや雄大さが意識され、見えているという事以外の事が想起され、思考は妄想に支配されます。 
モノは、私たちが日常触れ知っているつもりでいるよりも、ずっと複雑で崇高な存在。 世界はとても多視点的で、見れば見るほど、触れれば触れるほど、幻視へ近付いていく要素に満ちていると思うのです。


a-tokorekuta-1409-05.jpg
(「アートコレクターズ」9月号 52ページ)

a-tokorekuta-zu1409-01.jpg
(同 表紙)

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安冨 洋貴 (ヤストミ ヒロキ)

Author:安冨 洋貴 (ヤストミ ヒロキ)
★ 夜の心象光景を鉛筆で描いています。 下の「カテゴリ Category」に、略歴、作品画像など詳しく在ります。

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