topimage

2017-10

淡々と過ぎ行く日常の中で - 2015.05.29 Fri

Amazonへ注文していました、杉浦日向子原作の「百日紅」が届き、一気に読破しました。 (先日シネリーブル池袋にて同作の映画も見ました。)
北斎と娘・お栄、弟子・善次郎、歌川一門ながら北斎に私淑する国直を中心に、江戸の絵師の気っ風が描かれていて、読み物としては当然ながら、当時の風俗資料としても興味深い物でした。(作者は夭折ながら江戸風俗研究家としても著名)
北斎、国直は言うに及ばずですが、お栄は後の葛飾応為、善次郎は後の渓斎英泉、と全員画家として大成しました。各人のキャラクターも立っていて、キャスティングが上手いなあと思いました。
作中では皆から「ヘタ善」と散々からかわれる善次郎も、後に長所を伸ばして遅咲き(と言っても周りが才人過ぎるのと本人の性格)の才能開花します。

登場人物もさることながら、淡々と過ぎていく絵師の日常に、妙な納得とリアリティを感じてしまいます。
画家をはじめ特殊な仕事に従事できる人は、その心理や価値観においては特殊で少数派と思いますが、日々起こることは割と何でもない事しか起こらず、ペースは各々ながら、日々とにかく描くのです。
そんな普通の日常の中で起こる、ごく個人的な事件に、ごく個人的に喜怒哀楽の心の変化をさせているのだと思います。
地味に、でも変化を楽しみに、描いていこうと思います。

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://hirokiyasutomi.blog111.fc2.com/tb.php/1563-350a2b73
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

視野が開く時 «  | BLOG TOP |  » 複数の案件を少しずつ

プロフィール 

安冨 洋貴 (ヤストミ ヒロキ)

Author:安冨 洋貴 (ヤストミ ヒロキ)
★ 夜の心象光景を鉛筆で描いています。 下の「カテゴリ Category」に、略歴、作品画像など詳しく在ります。

★ 作品のご用命、お問い合わせは、下の「メールフォーム」、または
東邦アート株式会社(03-5733-5377 http://www.tohoart.com/)へ、お願いいたします。


【これからの出品予定】
■ 安冨洋貴 特集
11月12日(日)
高松国際ホテル 2階 讃岐の間
(香川県高松市木太町 2191−1)

■ 第5回 エトワールブリヤント展
11月10日(金)~21日(火)
画廊大千
(大阪市中央区道修町2-5-14
電話 06-6201-1337)

カテゴリ Category

プロフィール (1)
Biography (1)
作品テーマ (2)
Statement (2)
展覧会 (59)
文献・メディア (26)
絵画講座 (1)
日記 (1191)
雑記 (140)
作品 Works 2017  (1)
作品 Works 2016  (1)
作品 Works 2015  (1)
作品 Works 2014  (1)
作品 Works 2013  (1)
作品 Works 2012  (1)
作品 Works 2011  (1)
作品 Works 2010  (1)
作品 Works 2009  (1)
作品 Works 2008  (1)
作品 Works 2007  (1)
作品 Works 2006  (1)
作品 Works 2005  (1)
作品 Works 2004  (1)
作品 Works 2003  (1)
作品 Works 2002  (1)

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索

QRコード

QR

月別アーカイブ

おすすめ

最新記事