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2020-03

文化の相違であり悪気はないのです。 - 2011.05.16 Mon

高校を卒業するまで過ごしました香川県は、うどんの本場で、県内にはたくさんのうどん屋さんがありました。 
卒業後、関西に移るのですが、この地もうどんを多く食している地域と聞いていました。 実際、街には蕎麦屋よりもうどん屋の方が多くありました。 
関西に来て初日、何気なくうどん屋に入ると、壁にかかるメニューに、目を釘付けにされました。 そこには、「カレーうどん」と書かれていました。 (香川ではカレーうどんはメニューになく、仮にあったとしてもそれは観光客の方が注文されるのを見込んで書いているのであって、地元の人で注文する人は少ないと思います。) 初めての関西、初めてのうどん屋さんに少し緊張しつつ口にすると…、コシがない。このお店がたまたまそのような麺を出しているのかも、と思いましたが、以降、入るお店すべてコシがありません。どうやらこれが関西でのスタンダードだということに強い違和感をおぼえました。

しばらくして讃岐うどんブームがおこりました。 丁度その頃、所用で東京へ行くとうどんのチェーン店があり、入って食すと、これが関西のそれよりも数段、本場に近い仕上がりとなっていました。
「はな◯るうどん」も、「◯亀製麺」も、関東での店舗数に比べて関西のそれは低いのです。
「既存の文化があるが為に、むしろ本場の物を受け入れ難くなるのか」 なのかと邪推してしまいます(笑)。

このような想いは10年以上も離れられませんでした。
それが転換したのは今から2年前、京都のきれいな料理屋ででカレーうどんを出されました。 一口すすると、これが大変まろやかなお味で、だしと合わせたカレーには関西風の柔らかい麺と上手くからんでいました。
もしもこれが香川のコシの強い麺ですと麺の主張が強すぎて、カレーのだしに絡まなかったことでしょう。

香川の、コシの強い麺にはあっさりとしただしで仕上げたうどんが合い、関西の、柔らかい麺には作り込んだだしで仕上げたうどんが合うと思うのです。
以上、今まで誰にも言わなかった、関西に来て16年目の告白。 しかしこれは文化の相違であり、決して決して悪気はありません。

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プロフィール 

安冨 洋貴 (ヤストミ ヒロキ)

Author:安冨 洋貴 (ヤストミ ヒロキ)
★ 画家・日本美術家連盟会員
夜の心象光景を鉛筆で描いています。 下の「カテゴリ Category」に、略歴、作品画像など詳しく在ります。

★ 作品のご用命、お問い合わせは、下の「メールフォーム」、または
東邦アート株式会社(03-5733-5377 http://www.tohoart.com/)へ、お願いいたします。


【フォンテーヌ絵画教室・開講日】
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3月17日 (火)
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4月21日 (火)
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【掲載】
● 平成31年高校3年教科書「美術3」
(光村図書出版株式会社) の、「鉛筆の可能性」の頁に、作品「雫の器」を掲載しています。
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https://www.mitsumura-tosho.co.jp/kyokasho/k_bijutsu/31bi/index.html


【論文・紀要】
● 電子書籍 「洋画1 素描と絵画」
(京都造形芸大 東北芸術工大 出版局)の、第2部・第一章に、「鉛筆による静物画表現」 を著述しています。
詳細は↓こちら↓。
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