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2019-07

「江戸の超グラフィックス 自然に挑む」  - 2019.05.21 Tue

香川県立ミュージアムでの「江戸の超グラフィック 自然に挑む」 を見ました。
18世紀半ばに高松藩を治めた高松松平家によって制作された、魚、鳥、植物、それぞれの「博物図譜」なのですが、それが、もう「有るモノ全て、漏らさず描く」。 ここでの価値観は清々しいまでに、この一点張り(笑)。

見えるか見えないかというほどの微細なレベルの箇所まで線で描かれる、魚の鱗やヒレ、鳥の羽毛や脚。 質感や色彩も細かく再現しようと、例えば魚は、予め銀箔を押した上に彩色を施すなど、下地素材や色の塗り重ね方に独特の工夫がありました。
そして個人的に興味深かったのが、「ものすごくリアルに描いた図像を、切り貼りする」という手法。 恐らく最初は、デジタルツールでいう所の「コピペ」のような、編纂をし易くするという作業上の都合から始めた手法と思うのですが、これによって唐突に表れる不思議な空間感は、かなり独特の物と感じられました。

立体や空間を平面上に表現する為の叡知は、洋の東西を問わず数あれど、この手法は本画でもあまり見られない物で(咄嗟に近いのを思い出すのは、鴻崎正武さんかな・・・)、これを表現手法として継ぐ者が現れると、絵画表現の多様性が感じられるのでは、と、本来の「博物図譜」から離れて、絵画に応用する事を考えてしまいます。

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プロフィール 

安冨 洋貴 (ヤストミ ヒロキ)

Author:安冨 洋貴 (ヤストミ ヒロキ)
★ 画家・日本美術家連盟会員
夜の心象光景を鉛筆で描いています。 下の「カテゴリ Category」に、略歴、作品画像など詳しく在ります。

★ 作品のご用命、お問い合わせは、下の「メールフォーム」、または
東邦アート株式会社(03-5733-5377 http://www.tohoart.com/)へ、お願いいたします。


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