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2020-03

涼やかで濃密な空気 - 2012.02.01 Wed

昨日のブログに書きました、画面から醸し出す密度、で私が直ぐに思い出すのは、日展および光風会を中心に制作と発表を重ねています洋画家Iさんの作品です。
17年前、当時通っていました高校の美術室に、Iさんの画集がありました。 その本はページの後半は作品集、前半は制作課程を数十コマに分けて紹介していました。 作品の全てに、濃密な空気が画面内に漂っていることが伺えました。

Iさんの初期の代表的な制作に、卵をメインモチーフにした大作のシリーズがあります。最初期は卵を落ち葉やグラスと共に描いていたのが、年々対象が少なくなり、遂に100号(約162cm×130cm)の画面に卵1個だけになりました。そこには「漸く、この画面に卵1個だけを描けるようになった。」というIさんの言葉が掲載されていました。

やはり画面と対象の関わりを理解する為に、年数と枚数(回数)を重ねるのだと思います。
密度を内包した作品に仕上げることには、私も憧れます。焦らず、今、はっきりとイメージできているビジョンに、可視化を施していく仕事を重ねる以外にないのだと思います。 私のイメージに近い言葉を纏わせるとすれば、涼やかで濃密な空気の漂う画面、というものでしょうか。

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プロフィール 

安冨 洋貴 (ヤストミ ヒロキ)

Author:安冨 洋貴 (ヤストミ ヒロキ)
★ 画家・日本美術家連盟会員
夜の心象光景を鉛筆で描いています。 下の「カテゴリ Category」に、略歴、作品画像など詳しく在ります。

★ 作品のご用命、お問い合わせは、下の「メールフォーム」、または
東邦アート株式会社(03-5733-5377 http://www.tohoart.com/)へ、お願いいたします。


【フォンテーヌ絵画教室・開講日】
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【掲載】
● 平成31年高校3年教科書「美術3」
(光村図書出版株式会社) の、「鉛筆の可能性」の頁に、作品「雫の器」を掲載しています。
詳細は↓こちら↓。
https://www.mitsumura-tosho.co.jp/kyokasho/k_bijutsu/31bi/index.html


【論文・紀要】
● 電子書籍 「洋画1 素描と絵画」
(京都造形芸大 東北芸術工大 出版局)の、第2部・第一章に、「鉛筆による静物画表現」 を著述しています。
詳細は↓こちら↓。
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