FC2ブログ
topimage

2020-08

鉛筆各ブランドの描き味 - 2013.04.29 Mon

終日制作。画面には薔薇を2つ描いているのですが、左側の薔薇が半分ほど完成しました。
今月初旬より鉛筆を、ユニ(及びハイユニ)へと変更しました。

私は美術学校の頃より、画材としての鉛筆は長期に渡ってスタビロを使っていました。
恐らく当時も今も画学生の間では、ステッドラーとハイユニが人気の双璧で、8割以上の人がこのどちらかを使っていると思います。 前者は描き味が硬く、後者は柔らかい印象です。
その双璧に次ぐ物として、カステル、スタビロあたりが在ったと思います。こちらも前者は(ステッドラー以上に)描き味が硬く、後者は(ユニより)柔らかい、といった印象を抱いています。 勿論指先という人間の身体でも最も繊細な部位の感覚ですので、微妙な感想の相違は人それぞれあると思います。
上記ブランドを、私の感覚で硬い方から順に挙げますと、
[硬] カステル → ステッドラー → ユニ → ハイユニ → スタビロ [柔] です。つまり私が主に使っていましたスタビロというのは上記の中では最も描き味の柔らかいブランドです。

また使う紙との相性や効果もあり、個人的には平滑な紙には柔らかい鉛筆を、凹凸の感じられる紙には硬めの鉛筆が良いように思います。
これらに加え、画面サイズと鉛筆の粒度との関係も無視できぬほど気になり始めたのが、今回の変更に至った背景です。 画面が8号以下くらいになりますと、ユニをメインにハイユニも補助的に混ぜる、という方がきめ細かに出来ると思いました。
画面の大きな作品に臨む場合は、これまで通りスタビロ、又はハイユニをメインに使うと思います。

以前ブログで、私は紙の下に敷く布の粒度や厚さも調整していると書きました。麻布はサンドペーパーをかけて、綿布の場合は織り具合や柔軟性、また重ねる枚数などです。
また鉛筆も長い状態のときは割とノーマルに使っていますが、短くなり補助軸を使うとき、それは一般的な金属の物ではなくラバー塗装の施された物を使っています。長時間握りますのでこの方が疲れにくいです。この商品は2006年度のグッドデザイン賞を受賞したほどで、多くの方が望んでいたのだと思います。私自身この軸と出会う以前は、金属軸にマスキングテープを巻いた物を自製し使っていました。
またシャープペンはなるべく軽く、グリップ部にはやはりラバーの施されたものを、と選んでいました。(尤も重量は個人の好みの分かれるところでして、重い物を好む人もいるようです。)
この手の話しはあまり雑誌等でも見かけませんが、作家は無意識の内に描き易い画材や手順、フォームを選択・製作していると思います。

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://hirokiyasutomi.blog111.fc2.com/tb.php/952-768322dc
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

鉛筆各ブランドのビジュアル «  | BLOG TOP |  » どうしてこんなに違うの?と思うくらい

プロフィール 

安冨 洋貴 (ヤストミ ヒロキ)

Author:安冨 洋貴 (ヤストミ ヒロキ)
★ 画家・日本美術家連盟会員
夜の心象光景を鉛筆で描いています。 下の「カテゴリ Category」に、略歴、作品画像など詳しく在ります。

★ 作品のご用命、お問い合わせは、下の「メールフォーム」、または
東邦アート株式会社(03-5733-5377 http://www.tohoart.com/)へ、お願いいたします。


■ 「6人の洋画家たち -技法の魅力-」
8月19日(水)~25日(火) 
玉川タカシマヤ 5階 アートサロン
(東京都世田谷区玉川3-17-1
電話 03-3709-3111)


【フォンテーヌ絵画教室 開講日】
8月4日(火)
8月18日(火)
9月8日(火) ※第2週
9月29日(火) ※第5週
10月6日(火)
10月20日(火)
上記日程の、10時~12時
高松市 鍛冶屋町1-2 榊原ビル2階
詳細は↓こちら↓。
http://hirokiyasutomi.blog111.fc2.com/blog-entry-2192.html



【掲載】
● 平成31年高校3年教科書「美術3」
(光村図書出版株式会社) の、「鉛筆の可能性」の頁に、作品「雫の器」が掲載されています。
詳細は↓こちら↓。
https://www.mitsumura-tosho.co.jp/kyokasho/k_bijutsu/31bi/index.html


【論文・紀要】
● 電子書籍 「洋画1 素描と絵画」
(京都造形芸大 東北芸術工大 出版局)の、第2部・第一章に、「鉛筆による静物画表現」 を著述しています。
詳細は↓こちら↓。
http://hirokiyasutomi.blog111.fc2.com/blog-entry-2468.html

カテゴリ Category

プロフィール (1)
Biography (1)
作品テーマ (2)
Statement (2)
展覧会 (84)
文献・メディア (37)
絵画講座 (2)
日記 (1686)
雑記 (184)
作品 Works 2019  (1)
作品 Works 2018  (1)
作品 Works 2017  (1)
作品 Works 2016  (1)
作品 Works 2015  (1)
作品 Works 2014  (1)
作品 Works 2013  (1)
作品 Works 2012  (1)
作品 Works 2011  (1)
作品 Works 2010  (1)
作品 Works 2009  (1)
作品 Works 2008  (1)
作品 Works 2007  (1)
作品 Works 2006  (1)
作品 Works 2005  (1)
作品 Works 2004  (1)
作品 Works 2003  (1)
作品 Works 2002  (1)

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索

QRコード

QR

月別アーカイブ

おすすめ

最新記事